BUMP OF CHICKEN/プラネタリウム

プラネタリウム

プラネタリウム

プラネタリウム、って、そういや、子供の頃以外は行ったことないや、って思ったり。
そんな私事は置いておき、バンプのニューシングルが発売された。
しかも、彼らのリリースペースとしてはかなり早い段階で。
だから若干不安でした。
40秒程度のサビを含んだPVのみしか見ていない状況で、CDを聴いたわけですが……。


音は澄んでいて、すごく心地よいです。
夏の夜に聴こえてくれば、ちょっと涼しくなる。
そんな優しく、澄んだ音が◎。
で、実はミディアムテンポ。
例えばsailing dayやオンリーロンリーグローリーのような…まして、天体観測のように、盛り上がる曲じゃありません。そういうのを期待してた人ごめんなさい、って感じ。
だからこそ詩が映える。
聴けば聴くほど、じわじわと良くなってくる。
こういうのって軽く試聴だけされると、「あんまりー…」とか棚にもどされがちなんだが、だまされたと思って手に取ってほしい。

夢。例えば将来の夢。例えば金持ちになる夢。
何でもいい。夢って持ってたはずなんだ。
けど、そんな子供の頃描いてた夢って、例えば社会に出たら、かすんで見えなくなってないだろうか。
自分の夢の輝きってのは自分しか分からなくて、すごく誇らしげに言えたはずなのに。
たくさんの人と触れ合って、いつの間にかそんな夢が恥ずかしく思えて、いつの間にか輝きすら失って。
プラネタリウムは、それを一度見直すところから始まる。
一人になって初めて思い出す、そして取り戻す夢の輝き。
僕だけのモノだって、そう再確認して、再び社会に出る。
結局のところ、その社会って舞台では大して光ってないんだろうけど、それでも自分の目には映っていてすごい勢いで光ってる。それが夢なんじゃないかな、って思った。

おぅ、プラネタリウム聴いただけで、長文書いてしまいました(^_^;
でもそれだけ良い曲だってことです。
是非、じっくり聴いてみてください。