HAWAIIAN6/BEGINNINGS

BEGINNINGS

HAWAIIAN6のニューアルバム(しかもセルフプロデュース)が遂に待ち侘びたリスナーの元に届けられた。
全11曲の全てが強烈にメロディアス。そして、詩の一つ一つが普遍的なことを歌い、すごく勇気付けられる。


彼らの詩を読んでいると、何か神々しいものを感じる。キリスト教…とも違うんだけれど、救いを求める私たちの行動、そしてそうするべきなんだよ、っていう決して押し付けがましくは無い一押し。
私たちは良く、現実から目を逸らすことで回避しようとする。それは自分を守る手段であるけれど、逃げる手段でもある。
逃げれば逃げるほど忘れてしまうことがある。
現実を直視することで、その現実と向き合ってどうやって対峙していこうか、と考える方法。自分を一度傷つけてでも、最終的に自分を守る手立てを築きあげるって簡単なことじゃないけど、最後の最後に光を掴むのは後者だろう。

なんてことを考えたり。
まぁ、難しいこと考えず、最初は日本語の詩を見ずに音だけで楽しんでもらっても充分だろう。けど知っていてほしい。彼らは単なるメロコアなバンドじゃない。詩があってこそ、彼らの本質が見えてくる。
HAWAIIAN6は、このアルバムを経て、この瞬間から始まるのだろう。
ライブでまた楽しませくださいよ!