岡村靖幸と音楽と犯罪

早熟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050717-00000000-kyodo-soci

あれから2週間――岡村靖幸という一人のミュージシャンは、音楽という最大の武器を自ら捨てて、高い壁の向こうに閉じこもった、あの事件から2週間経過した。
もうすでに彼の話題はあがってこない。

私が岡村靖幸というミュージシャンを知ったのは復帰してから、ロキオンで特集し始めてからだ。冒頭にアルバムのジャケット写真を掲載したが、検索するとこういうアイドルな写真しか出てこなかったから、何でそんなに沸いているのか分からなかった。

どうせ、ありきたりな音楽でも鳴らしてるんだろう。
そう思っていた。

けど、彼の音楽を聴いて変わった。
熱い。熱すぎる。
しかも、何かすごく惹きつけられる。
それは「スター」という言葉が似合う。本当に、まぶしく、輝いていた。

*  *  *

元ロキオン編集長・鹿野さんが事件報道から一週間後のhttp://www.fact-mag.com/diary/2005/07/24.html#222837で、たくさんのメールを受けて気持ちを語っている。

事件報道の後も、ファンや私のようなちょっと知っている人たちまで、様々な人間が彼の行動について語っていた。

音楽と薬は関係ないとか。

そんなに驚きはないとか。

ドラッグ容認の発言もあった。


ごめん。
俺は驚いたよ。
そしてショックだった。
マッキーのときもショックだった。
自分の好きな音楽を作り出した本人が、音楽を作らなくなるんだ。
残された曲たちは、そりゃあ名曲で、色褪せないだろう。
でも自分の好きな音楽がこれ以上生み出されないなんて、これほどつまらないことは無い。亡くなってしまったならまだしも、いるのにいない状況になってしまう。

せっかく彼の音楽を知ることが出来たのに。
残念でならない。