サマー・アンセム2005!!

bounce.comで実施されている〈Tracks' bouncin' back to back!〉に参加してみようかなぁ、と思いたち、見てみたら今回はhttp://www.bounce.com/article/article.php/2125でした。
うん、そうか。この夏一番聴いた曲か。しかもおもひで付きで。
……えー……花火大会は車でぶーんって通っただけだし。(←混んでるの嫌)
海なんかには行ってないし。(←歩いて10分もかからん距離なのに)
バーベキューとか、そんなんもやってないし。(←むしろ暑いの嫌)
ましてや一夏の恋とかもねぇなぁ。(←そんなん探してなかっただろうに)


企画倒しかよ、俺!!


いや、きっとある、きっと。
…と思い出したんだよね、久々に実家に帰ったのを。




*  *  *  *


東北の実家の夜空はすげぇ綺麗で。
いつもなら見えないものまで全部見えているような、計り知れないほど大きな宇宙の中に一人、ここに立ってるんだなぁって思った。思わず、実家の自分の部屋にしまってあった星座早見盤を持ち出して、夏の大三角形とか探してしまったし。
で、頭の中で鳴ってたのは古いんだけど、『天体観測』(BUMP OF CHICKENだった。
天体観測

中学の夏休みに、仲の良い友達と自由研究と称して天体観測をした。
あの頃はこの星空を観て、宇宙空間に生きている一人って感覚は持っていなかった。見えていた星空が全て自分のものだ、っていう――大きなものを知らないからこその強さってもんがあった。
それは
> 「イマ」を追いかけてた
ってことじゃないかなぁ。


あの頃は見えていた星は、今、見えてるのかなって思う。
今、自分は「過去」にしがみついて、「未来」もろくに見ようとせずに、しっかり「今」を掴まえてるんだろうか。


> 見えてるものを見落として
> 望遠鏡を覗き込んだ


地元に置いてけぼりで、ずーっと天体観測を続けてる自分。
星空を観ていて「久しぶり」って声が聴こえた気がした。
きっと自分の中で声掛けられるのを待ち続けていたんだろうな、って思う。
あの頃のように、無邪気に上を向いて歩けるのなら、また「イマ」を掴んで進める気がする。ちょっとだけ、足元に落ちていた視線が上を向いた。
そんな気がした。


■サマー・アンセム2005 「BUMP OF CHICKEN/天体観測」