Mr.Children/四次元 -For Dimensions-

四次元 Four Dimensions

ミスチル久々のニューシングルは、何と全てタイアップという4曲。てか、普通だったらこれを2枚に分けて売ったりすると思うんだ。それをこの1枚のシングルとして出してくれたことに意義がある。やっぱりまずはお得感がある。で、名の知れたミュージシャンがこういうのをドロップすることで、価格だけじゃない、内容だけでシングル買いたくさせてやるって感じがする。
実際この素晴らしき4曲+PV1曲で1500円は安いですよ。絶対買いの買い。


■未来…ポカリスエット
ストレートなタイトルであり、詞もすごくうなづける。ミスチルらしい1曲。
未来って怖いな。
未来を知れたら、どうにか変えたいって思うだろうし。
知らなきゃ知らないで、怖くて進めない。
産まれたときは知らなかったけど、いずれ死ぬ運命――限りある人生ってやつをどう過ごせばいいのか、良く分からない。まぁ、意味なんてないんだろうな、と思う。
それでも進むしかなくて、進んでしまってるんだろう。
ポカリのイメージが無ければ、何かすごく重い詞だなぁ…。


□and I love you…カップ
これのPVが収録されてるんだけど、泣けるよ。
鳥肌立ちました。家族でも彼氏でも彼女でもいいんだけど、誰かから愛される、誰かを愛す、そういうのって人間(生物?)の本能なのかもしれない。
他者の愛に支えられて生きてます、ありがとうみなさん。って感謝を言いたくなる1曲。
「アイラブユー」なんてストレートなことを叫ぶ桜井。でもダサくない。むしろカッコよくてうらやましいな、と思う。


■ランニングハイ…映画
楽しい、聴いていてすごく「やってやるわー!!」って気持ちになる1曲。
結局、恥をかいてもやった方がいいって時はある。
しかたねぇ、で済ましても事態が変わるなんてことはほとんどないんだから。
凹んでるときに聴きたいです。


□ヨーイドン…ポンキッキーズ
実は、これが聴きたくて買ったのです。
子供のために分かりやすい言葉を選択して作り上げられた詞は、何かいつも以上に感動。大人は子供の手本にならなきゃいけない、って思わされる。で、そんな大人も、気持ちがおっ付かない間に大人になって。子供に何教えればいいんだよ、って。やっぱり大人も子供の部分は多々あって、ただ、長い時間生きてきたからこそ経験ってもんがあって、それくらいしか教えられるものってないのかなぁ、と。
だから、一緒に悩んで解決しなきゃいけない。
例えば殺人が子供の世界で起こって、「あぁ、また起こったんだ」で終わらせるようだったらそんなつまんねぇ大人いらねぇって思う。うちらが何かして、こうしなきゃってところを見せなきゃなぁ、と。

にしても、何でか、桜井が歌うとこういう詞が強要してる感じには聴こえないんだよなぁ。才能…かなぁ。すげぇです。敬礼。